足手まとい

足手まといと辞書で調べてみた


[名・形動]《「あしでまとい」とも》手足にまつわりついて自由な活動の妨げとなること。また、そのようなさま。あしてがらみ。



とあった。


俺は、ちがうことを想像していた。



足を手でひっぱったりからめたりして進行の邪魔をすることだと思っていた。


例えばこんな感じに。

お話程度に聞いてください。

ちなみにフィクションです。


先日祖爺ちゃんが、亡くなった。

僕の住んでいる田舎には少し変わった風習があった。


亡くなった人を火葬しないのだ。

亡くなった人をそのまま自然にかえすため、土葬であることが多い。


日本でも昔は、普通だったらしいけど今は、火葬が主流だと思う。


爺ちゃんっ子だった

祖父を土葬してから数日のことだった。

俺は毎日のように墓参りに行っていた。

寂しい言うより死んだ気がしなかった。

まだ何処かで生きている。


そんな感じがしていた。


いつものように爺ちゃんの 墓参りに来ていた。

そんなある日のこと。

爺ちゃんのお墓の掃除をしていると爺ちゃんのお墓からお経のようなものが聞こえてきた。


あー

また、誰か亡くなったのか。

その程度しか考えてなかった。


その日の夜。

母に誰か亡くなったのかのか尋ねてみた。

すれと、誰も亡くなってないと返ったきた。


僕は、おかしいと思った。


なぜなら、あそこの墓地は、地元の人しか入れない。


誰か亡くなればすぐに情報が入ってくるそれほど小さな田舎だった。


誰も死んでいないのなら、あのお経はなんだったのだろうか……


気になった僕は次の日も墓地に向かった。


するとやっぱりお経のようなものが聞こえる。


俺は、この声に聞き覚えがあった。


爺ちゃんの声だ。


爺ちゃんの名前を呼んだ。

するとお経の声が、大きくなった。

僕の背筋が凍りつく。

一刻も早く逃げたい。


そう思って僕は走る。

だけと、なぜか上手く走れない。


僕は自分の足をみた。

そこには、2本の腕がまとわりついていた。


そうか、これが足手まといと言うものなのか……


僕は、死を覚悟した。



とまぁ、こんな感じに思いついた小話で足手まといについて話してみました。


意味は、このお話とは全然違うものなので、本当わからない場合は、ネットて調べてください。


そんな、亜金さんの朝の一曲は、吉田拓郎さんの「今日まで、そして明日からも」です。