やいややいや言いな!

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みなさんは、軍手落としと言うバイトを知っているだろうか?
道端に軍手を落とすと言ううごく簡単なアルバイトだ。
みなさんの中には、道端で【軍手(手袋)が片方だけ落ちている】、【靴下が片方だけ落ちている】、【エロ本が落ちている】など目撃したことがある人もいるのではないだろうか?

不思議に思ったことはないだろうか?

どうしてこんなところに落ちているだと……

これは、置き忘れではない。

プロの仕業なのだ。

軍手の落とす角度、形、指の曲げ方……
それぞれプロなりのこだわりがある。

これは、そう……

伝説なのだ。
だけど迂闊に素人が手を出すべき仕事ではない。
なぜなら、必ず失敗するからだ。

軍手落としに失敗した場合。
それは自腹になる。

失敗とは何か?

それが、わからないのなら絶対にこのバイトを受けてはいけない。
軍手1つ50円支払わなければいけない。
ひとつ50円。
少し高いと感じた方もいるだろう。
だが、この軍手はすべり止めがついているのだ!
よってひとつ50円。
これが高いと感じるか安いと感じるかは、貴方次第。

時給3000円稼げるようには、最低でも3年。
軍手落とし1級を取るには、相当な時間が掛かると思われる。

この軍手落としのバイト。
一番のキモは、落とすと言うこと。
決して捨てるわけではないのだ。
落すのだ。
【ポイ捨て】と【落とす】の違いは、辞書で調べてもらった方が早いだろう。

このバイトの背景には、1964年に日本の東京で開かれた第18回夏季オリンピックが開かれる頃には、既にあったらしい。
これが、何を意味するのか……
それは、誰にもわからない。

そこで自称軍手落とし歴46年の手吹 郎さん(仮名)に尋ねてみた。
※音声はプライバシーの為、編集しております。

「私が、初めて軍手落としの人を見たのは4歳の頃……
 さりげなく軍手を落としている人を見かけ、その軍手を落とす姿があまりにもかっこよく……
 そして、これが仕事なのなら自分には天職なのかもしれない。
 そう思ったらいてもたってもいれなくなり、そのまま軍手落としのバイトをはじめました」

手吹さんは、このころ僅か4歳である。
4歳の頃みなさんは、働いていただろうか?
でも、手吹さん。
このバイトをするまでに相当苦労したらしい。
その苦労は、機密情報らしく多くは語らないが……
手吹さんの今の年収は、2000万円。
しかし、そこまで行くのには総額1億円以上の軍手を落としているらしい。
そして、40年かかったらしい。
それまで、年に1000万円の借金(軍手だけで)を抱えていたらしい。
手吹さんは言う。

「41年目になって初めて神が降りました。
 40年まで地獄でしたが41年目にして収入が月10万円増えるようになり、そこからはうなぎのぼりのように収入が得れるようになりました」

さて、みなさんはこの軍手落としのバイトに興味が持たれましたか?

(※このお話はフィクションです。
 1時間くらい考えて作りました。
 信じちゃダメです)

そんな今日の亜金さんの一曲は、関ジャニ∞さんの【∞SAKAおばちゃんROCK】です。